ミニコラム〜コプラスウェーブ〜

近頃コラム書いてないなぁと思った物の、それほど凄いことは書けないと察し、こちらにミニコラムとして載せます。


コプラスウェーブ
種類:呪文/コスト:5/種族:/パワー:/
効果:■S・トリガー■いずれかのマナゾーンからカードを1枚選び、持ち主の山札の一番上に置く。
(テキストはvaultさんより)


使ってみて分かったのですが、こいつは普通のランデスとはずいぶん性質が違うなぁと思いました。
なんてったって、トリッパーと組ませない限り色事故を狙うことが出来ませんからね。相手は引いたカードマナにすれば良い訳ですし。


では、このランデスの特徴は何か・・・自分としては「パスを誘う」能力にあると思います。


例えば・・・
相手がマナチャージ→即ターン終了をしました。その後、コプラスウェーブでそのチャージしたカードを戻します。次のターン、相手はどうなるでしょうか?
相手にもよりますが、たいていの場合次のターンもマナチャージ→エンドの流れとなります。


何故って、最初チャージ→エンドした時点で手札を保とうとする考えの人じゃない限り手札にそのターン中に使えるカードが無いわけですから。その状態でマナは1減り、次のターンはそれを引く。その引いたカードをチャージする以外に選択肢が無いわけですから。
マナアドバンテージも±0。山札を掘り進む量も前のターンと比べ±0と、純粋にターンを一つ飛ばしてるのと同じような状況となります。


マナクライシスでは同じように行きません。次のターンのトップデックがありますから。相手はそれだけでもずいぶんと希望を持てることになりますが、コプラスウェーブにはそんなの存在しません。
もちろん、別の言い方をすれば「トップデック頼み」と言ったところでしょうが、山札は一応掘り進めることになりますからね。
某店長さんの言葉を借りれば、「デッキハ引けば引くほど強くなる」のですから。(テンペストベビーとフェイトカーペンターを比べたときテンペストベビーの方が普通に上位じゃんとか言う人居ますが、この考えからすると実はどちらとも言えないのです)


もちろん、コプラスウェーブを使えるタイミングで相手がチャージ→エンドの流れをやってくれるかと言えば、物事そんなに何度も上手くはいきません。
しかし、たとえそのターン中に行動をしたとしても、マナから戻すカードを上手く考えることで同じようにパスを誘うことが出来ます。



もちろん、アドラクでも同じ事が出来ます。
しかし、あちらは2000のクリーチャーが残る代わりに自分のマナも減ってしまうため、序盤から積極的に使いにくいという欠点があります。
コプラスウェーブでパスを誘うのは序盤であればあるほど・・・正確に言うと、マナが少なければ少ないほど誘いやすいため、序盤での使いやすさは結構重要だったりします。
まぁそれでも、結局は一長一短ですけどね。



このパスを誘う能力は、似たような能力を持つコーライルにはありません。
基本的に。コーライルで戻したクリーチャーは次のターンに出せるわけですし、チャージすることでマナ+1になるためもう少し強いカードを使うとか、そう言う選択肢も取れる訳です。
パスを誘う能力は、コプラスやアドラクのような「マナ」から山札の上に戻すカードの特権と言うことになります。



このように、コプラスウェーブにはマナクライシスとはひと味違った効果があるのです。
若干重いものの、青銅から繋がるためランデスニはすんなり入るかと思います。
まとめると


マナクライシスの特権:軽い、色事故を誘える
コプラスウェーブの特権:パスを誘える、自分のマナ回収も出来る


というように、だいぶ性質が変わってきます。
どっちが自分のデッキに合うのか・・・良く考える必要がありそうですね。
もちろん、色バランス調整にも使えます。緑の割合が多くなりがちなランデスにとっては嬉しい事でしょうね。